サッカー

衝撃の0-8。札幌が教えてくれた清水の脆さと光

日本平に鳴り響いた試合終了のホイッスルと電光掲示板に記された0-8

お盆休みで家族連れも多かったスタジアムには、圧勝に沸く札幌サポーターのチャント。

この日、清水エスパルスはコンサドーレ札幌に対し、ホームで8失点、無得点となみだすら出てこない衝撃的な敗戦をした。

それは天皇杯を含め、3試合連続クリーンシート(無失点)中だったチームとサポーターを奈落の底に突き落とすには十分なほどだった。

札幌ドームでの2-5と合わせ、1シーズンで1チームに13点も奪われた。

確かに今シーズンは開幕から勝ち星に恵まれず、失点だけが重なり、気が付けば最下位。

ヨンソン前監督を解任し、修正力に定評がある篠田ヘッドコーチを監督に昇格させた。

チームは言わゆる『解任ブースト』を手にし、その中で球際でのデュエルに負けない篠田流のサッカーを体現。

そして上位の横浜、一度も勝てたことがない松本に対し、クリーンシートでの連勝と誰もが手ごたえと自信を手にした矢先での、『歴史的大敗』だった。

スタッツと内容の差

僕は今回の8失点は必然だったように思える。

根拠はないが、そう感じてしまうのは内容とゲームスタッツのギャップだ。

清水 札幌
シュート数 13 16
枠内シュート数 1 8
ボール支配率 53% 47%
パス数 478 440
パス成功率 87% 83%
走行距離 105.274km 111.01km

そして、この試合CBを務めた吉本と二見の相手FWとのデュエル勝率は0%。

GK西部のセーブ数も0だった。

つまりスタッツと結果を言葉で清水、札幌それぞれの目線で物語のように表現するならば

『清水はボールを持つことが出来たが、大半が自陣でのボール回しであり、札幌に持たされていた。また、チームとしての運動量も少なく、パスを受けた選手が孤立し、札幌にとっては何の脅威もなく、単独での突破などで得たセットプレーなどを生かし13本のシュートを打つも、僅かに1本しか枠内へ飛ばせなかった』

『札幌は清水にボールを持たせつつ、一人一人がハードワークし守備網を構築。清水の選手を囲い込んで奪ったボールをシンプルに前線へ預け、ショートカウンター完結。8本の枠内シュートを全てゴールネットに突き刺した』

清水の脆さと光

正直、このゲームで褒められた部分はあっただろうか。

それは篠田監督も話していることであり、僕としても何も感じないゲームだった

0-5あたりだっただろうか、札幌が隙を突いたリスタートをした時、清水のほとんどの選手が遅れた。完全に集中が切れていた。

その時にこれ以上の失点もあるかもしれないと覚悟した。

その精神的な脆さがここまでの大量失点の原因だと思う。

3試合連続のクリーンシートは確かに素晴らしい。

選手も最後までハード―ワークし掴み取ったものだ。

だが、その自信が『驕り』や『過信』になっていたのだと札幌は教えてくれたと思うようにしている。

事実、このゲームは横浜戦、松本戦と同じチームには見えなかった。

組織として戦っていた2試合とは違く、チームには見えなかった。

選手の意見は恐らく違うだろう。しかし、僕は感じた。感じてしまった

戦術的なミスもあるかもしれないが、それだけでは0-8はありえないだろう。

それがやはり『驕り』『過信』だったとしか思えないのだ。

大事なのは次のゲーム。

もう一度、兜の緒を締め戦うことができたなら、この大敗は少なからず『必要』だったと思える。

それが強いて言えばのだろう。

シーズンは続く、エスパルスというクラブは続く。

シーズン最後に笑って終われたなら、8失点など忘れられると僕は思っている。



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